「ブログが消えた。。。orz」保存前の入力が消えたときの復活方法

ブログ記事を入力していて、もう少しで完成というところで、今まで打ち込んだすべての文字が消えてしまったという経験がある方が多いと思います。この喪失感・徒労感は並大抵ではないですよね。ブログ入力に限りませんが、キーボードの誤操作により、保存前のすべての作業が無に帰してしまうことは往々にしてあります。そういった際に、もしかしたら作業が復活するかもしれないキーボード操作を紹介します。

[Ctrl]+[z]で直前の動作をキャンセル

といっても大したものではありません。ショートカットキーを日常的に利用している人ならよくご存じの[Ctrl]+[z]です。[Ctrl]キーを押しながら[z]キーを押すことで、直前の状態に戻すことができます。キー入力をしていて作業が消えてしまった場合、恐らく無自覚に全消去のコマンドを入力しています。[Ctrl]+[z]を押すことで、この全消去の指示(直前の指示)をなかったことにするのです。この「直前の指示」がどこからどこまでかは作業のテンポやアプリケーションによるので、必ずしもすべてが復活するかはわかりませんが、やってみる価値はあります。

ここで重要なのは、全部が消えてしまった後に、余計な操作・入力をしないことです。[Ctrl]+[z]は「直前の動作を無効にする」ので、戻したい状態の後に動作を挟んでしまうと、その動作の前に戻るにとどまってしまうからです。つまり、

  1. 記事を入力
  2. なぜか全部消えた
  3. 「あ」と入力

ここで[Ctrl]+[z]を押しても、直前の「あ」と入力した動作がキャンセルされ、「なぜか全部消えた」状態に戻るだけだからです。

  1. 記事を入力
  2. なぜか全部消えた

ここで[Ctrl]+[z]を押せば、「なぜか全部消えた」がキャンセルされ、「記事を入力」状態に戻ります。

ブログや使用中のソフトのシステムによっては、[Ctrl]+[z]を押すごとにどんどん過去にさかのぼれることもあると思います。そういうシステムなら多少の事後入力があってもよいのですが、一つ手前の状態に戻るにとどまることが多いので、「消えてしまった」「間違えた」と気づいたらすぐに[Ctrl]+[z]を押してみましょう。運がよければ、入力内容が復活します。

「元に戻す」矢印の機能が[Ctrl]+[z]

ワードやエクセルなどに「元に戻す」(半時計回りに矢印が弧を描いているアイコン)というコマンドがあります。これは[Ctrl]+[z]の代用です。アプリケーションソフトが覚えている限り、[Ctrl]+[z]を押せば押すほど、過去の状態に戻ります。もう動作の記録がなくなり、これ以上過去の状態に戻れなくなると、矢印がグレーアウトし、アイコンをクリックしても[Ctrl]+[z]を押しても何も変わらなくなります。

マイクロソフトワード2007「元に戻る」画像
(矢印がグレーアウトするまで、過去の状態に戻れる)

ソフトによって[Ctrl]+[z]の機能は若干異なる

フォトショップなどのアプリケーションは、[Ctrl]+[z]はオンオフ機能で、[Ctrl]+[z]を押すごとに直前をキャンセル→やっぱりキャンセルをキャンセル、を繰り返します。戻せても1つ前の状態までです。(最新のフォトショップだとどうだかわかりません。古いフォトショップはそうでした。ただ、ヒストリーウィンドウがあるので、ある程度戻したいところまでクリックで戻せますが)

[Ctrl]+[z]はウィンドウズ共通機能

この[Ctrl]+[z]はブログの文字入力だけでなく、ウィンドウズの多くの作業で効果があります。例えばファイルの整理をしていて、ごみ箱に不要なファイルを捨てていたら、必要なファイルまで捨ててしまった。こういう場合、[Ctrl]+[z]を押せば「ごみ箱に捨てる」という動作がなかったことになり、ファイルが元の場所に戻ります(完全消去してしまった後は[Ctrl]+[z]は利きません)。何か間違えた入力や動作をしてしまったら、すぐに[Ctrl]+[z]を押すくせをつけると、失った作業を取り戻せることが多くなります。習慣化してみるとよいでしょう。