無料ファイル転送サービスで音声ファイルを送付しよう
高速通信(ブロードバンドなんて言いましたね)が普及し、企業などではFTTH(光ファイバー通信)が当たり前になってきました。その昔、と言ってもほんの10年前ではとても不可能であった動画配信サービスが多くの人に利用されているのも、ダウンロードやアップロードの高速化によります。このファイル転送の高速化は動画のストリーミング視聴だけではなく、商取引などにおける大きなファイルのやりとりにも十分、応用できます。
テープ起こしにファイル転送サービスを利用
テープ起こしでいうと、ICレコーダーで録音したファイルで、ICレコーダーがパソコンに接続できるタイプであった場合、わざわざ直接ICレコーダーを反訳業者に郵送したり、CDに焼いて送付したりといった手間は不要です。下記のような無料のファイル転送サービスがインターネット上にたくさんあり、それらのサービスを利用することで、デジタルファイルの受け渡しの時間的・金銭的コストを削減できます。
ファイル転送サービスの仕組み
ファイル転送サービスは送りたいファイルを直接相手に送るわけではありません。ファイル転送サービスサイトのサーバーにファイルをアップロードし、送りたい相手にメールでアップロードした旨を通知し、相手がファイル転送サービスサイトに保存してあるパスワードつきの該当ファイルをダウンロードするという仕組みです。Eメールの添付ファイルとはちょっと違います。
ファイル転送サービスの利用方法は大体以下のとおりです。
- あて先のメールアドレスを入力
- 送りたいファイルをアップロード
- あて先にメールでファイルをアップロードしたことを通知(サイトが自動で通知してくれます)
通知を受けた相手がダウンロードすれば、やりとり完了です。
ファイル転送サービス紹介
- FileQ
- リソナルが提供する、ファイル転送・一時預かりサービスです。トータルで600MB、保存期間は5日間。トップページですべてのアップロード作業が完了するので、わかりやすくていいです。
- データ便
- しにせのファイル転送サービス。一般ユーザーは最大300MBまでアップロード可能。
- ファイルポスト
- これも昔からあります。最大250MBまでアップロード可能。
上記以外にも無料ファイル転送サービスはたくさんありますが、
- 無料でユーザー登録不要
- 300MB程度の容量のファイルを送付できる
この条件を満たしたものが音声ファイルを送付するのに利便性が高いです。
以前、「postfile.jp」という無料でユーザー登録不要で最大1GB(100MBの約10倍)をアップロードできるサービスがあったのですが、現在(2010年2月20日)アクセスするとメンテナンス中となっています。ちょっと残念です。
アップロードされたファイルが転送サービスサイトのサーバーに保存される期間は大体2日~5日程度です。単発的な受け渡しであれば、全然問題ない保存期間です。
音声ファイルのサイズ(MP3、WMA)
通常、ICレコーダーで録音した音声ファイルはmp3やwmaといった圧縮形式のファイルフォーマットになっています。これらの形式の一般的な容量(ファイルサイズ)は録音時間1分につき、1MBです。例えば120分の会議を録音した場合、120MB前後のファイルサイズで保存されているはずです。上記のファイル転送サービスで十分、事が足ります。
WAVファイルなど、通常の音楽CD同等の音質のファイル形式であった場合、ファイルサイズはこの10倍程度になります。WAV形式の場合はよほど録音時間が短くないとこれら無料のサービスをそのまま利用するのは難しいですが、自身でmp3形式など圧縮形式に変換できれば問題ありません。
容量がおさまっていても、ファイルが細切れで規定の最大アップロードファイル数をオーバーしてしまう場合は、フォルダに一括し、zipなどの圧縮ファイル形式にまとめてしまえば、1個のファイルとして扱えます。
音声ファイル以外でもテキストデータ資料や画像データ資料もこのファイル転送サービスで当然送付可能です。音声ファイルと紙の資料がある場合、紙の資料が少量であれば、スキャナーでスキャンしてデジタルデータ化し、音声ファイルとまとめて送付すれば、紙の資料だけ別途郵送する必要がなくなります。
納品受領もデータファイルで
テープ起こしをした反訳書(ワードのテキストファイルなど)もメール添付等インターネット経由で受領することで、CDなどに記録した郵送納品物を受領するより、1日~2日早く納品物の受け取りが可能となります。データで受け取った納品ファイルデータをパソコン上で即座に確認できます。
上手なネット利用でコスト削減
デジタルデータをインターネット経由でやりとりすることで、物理的な郵送・宅配をすることと比べて時間的金銭的コストを削減できます。アップロードに数分~数十分、無料でやりとりできるインターネットと、受け渡しに往復2日、送料で往復1000円~1500円かかる宅配便や郵送を比べてみれば一目瞭然です。
メール添付はサイズの小さいものに利用
メールに添付することでファイルを送付することもできますが、メール添付ファイルは通常、1~3MB程度のサイズまでのものしか添付できません。数枚の画像やテキストファイルなど、ファイルサイズの小さいものでしたらメール添付で十分ですが、音声や動画など、1つのファイルのサイズが大きいものは、ファイル転送サービスを利用するとよいです。送りたいファイルのサイズを確認し、用途に応じて無料で簡単なインターネットサービスを上手に使いましょう。
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