Grok3に外貨取引売掛金受取時の相手持ち送金手数料の不払いの仕訳を聞いてみる
Q.
外国企業にウェブサイト上に広告枠を貸与する役務を提供し、1000ドル(為替レートは1ドル150円)の売上があった。送金はドルで行われる。送金手数料の40ドルは相手企業が払う契約。 後日に売掛金1000ドルが支払われたが、相手方が支払う約束の送金手数料40ドル分が払われておらず、銀行口座に振り込まれた額は960ドル(為替レートは1ドル155円)だった。差額の40ドルの、この場合の仕訳は?
A.(Grokの回答)
この問題では、外国企業に対して広告枠を貸与する役務を提供し、その取引に関連する仕訳を考える必要があります。状況を整理し、日本円での会計処理を前提として、以下に説明します。
前提条件と状況整理
- 当初の売上時点:
- 売上: 1,000ドル(為替レート: 1ドル = 150円)
- 日本円での売上金額: 1,000ドル × 150円 = 150,000円
- 仕訳:
(借) 売掛金 150,000円
(貸) 売上 150,000円
- 送金手数料40ドルは相手企業が負担する契約のため、この時点では考慮しない。
- 後日の入金時点:
- 入金額: 960ドル(為替レート: 1ドル = 155円)
- 日本円での入金額: 960ドル × 155円 = 148,800円
- 本来入金されるべき金額: 1,000ドル × 155円 = 155,000円
- 差額: 40ドル(契約上相手が負担すべき送金手数料が差し引かれている)
- 差額の日本円換算: 40ドル × 155円 = 6,200円
- 問題のポイント:
- 契約上、送金手数料40ドルは相手企業が負担するはずだが、実際には支払われず、960ドルしか入金されなかった。
- この差額40ドル(6,200円)の処理を仕訳でどう扱うかが問われている。
会計処理の考え方
- 日本では、企業会計原則に基づき、取引は発生主義で認識されます。
- 売掛金は当初の為替レート(150円/ドル)で計上済み(150,000円)。
- 入金時の為替レート(155円/ドル)で実際の入金額(148,800円)を処理し、差額を調整します。
- 送金手数料40ドルが支払われなかったことは、相手企業に対する請求権(未収金)として扱うのが適切です。
入金時の仕訳
入金時の実際の銀行入金額(148,800円)を反映し、売掛金の消し込みと為替差損益を調整します。さらに、未払いの送金手数料40ドル(6,200円)を未収金として計上します。
仕訳は以下の通り:
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為替差損益の計算
- 売掛金の当初計上額: 1,000ドル × 150円 = 150,000円
- 入金時の評価額: 1,000ドル × 155円 = 155,000円
- 為替差益: 155,000円 – 150,000円 = 5,000円(本来の為替差益)
- 実際の入金額: 960ドル × 155円 = 148,800円
- 差額の調整:
- 本来の入金額(155,000円) – 実際の入金額(148,800円) = 6,200円(未収金)
- 為替差益5,000円を計上しつつ、実際の入金額との差を調整するため、為替差損が発生。
差額40ドルの仕訳(質問への回答)
質問の「差額の40ドルの仕訳」とは、未払いの送金手数料40ドル(6,200円)の処理を指していると解釈されます。この部分の仕訳は、上記の一部として以下のように独立して考えられます:
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ただし、実際には現金預金は148,800円しか入金されていないため、全体の仕訳の中で未収金として処理するのが適切です。したがって、最終的な回答としての差額40ドルの仕訳は:
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この未収金は、後日相手企業に請求する権利として残ります。
結論
差額40ドル(6,200円)の仕訳は以下の通りです:
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全体の入金処理は上記の詳細仕訳でカバーされますが、質問の焦点である「差額の40ドル」に絞れば、これが適切な回答となります。
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