テープ起こしサンプル
インタビューサンプル原稿形式Q&A
ITテキストサービスのテープ起こしをQ&Aであらわしています。インタビュー起こし原稿のサンプルとしてもごらんください。
※原稿の体裁は事前にご相談いただけましたら、いろいろと対応可能です。
テープ起こしFAQ 兼 インタビュー原稿サンプル
◯インタビュアー どういう音声でも起こしてもらえますか。
◯ITテキストサービス 日本語の音声なら何でも承ります。電話録音から議会会議録まで、ほぼあらゆるジャンルの起こし経験があります。起こし原稿の用途を事前に伺い、最適な形で起こします。
◯インタビュアー 録音音質がかなり悪いのですが、起こしてもらえますか。
◯ITテキストサービス 音質が悪い部分とよい部分が混在している場合、よい部分はほぼ起こせますが、悪い部分は不明箇所が多く残る可能性が高いです。ご了承の上、ご発注ください。音声をお送りいただきましたら、必ず最初に音質チェックをいたします。全体を通して音割れをしている場合など、原稿として用をなすまで起こせないと判断しましたら、ご依頼をお断りする場合がございます。また、全体を通して起こし作業者の聴覚に悪影響があるノイズなどが入っていると判断した場合も、ご依頼をお断りさせていただくことがあります。
◯インタビュアー 一般人が聞こえないような音質でも、テープ起こしのプロなら聞こえるのですか。
◯ITテキストサービス 音質が悪くて聞こえないものは、テープ起こしのプロでも聞こえません。ただし、比較的クリアな音声で、単に音量が小さい場合などは、音質修正により起こしが可能となる場合がありますので、あきらめずにご相談ください。
◯インタビュアー テープ起こしのプロと一般の人の違いは何ですか。
◯ITテキストサービス 聴力のよさは変わりません。語彙力により、大きく変わると考えます。弊社は1000件近い案件を全て校閲・校正・用語チェックをした実績のある責任者が必ず最終チェックをした上で納品しますので、あらゆるジャンルのテープ起こしのご注文に、ハイレベルに対応できると思います。
◯インタビュアー 動画の中の音声も起こしてもらえますか。
◯ITテキストサービス はい。動画の保存されたDVDやCDをご送付ください。動画ファイルの場合は、ファイルの大きさにもよりますが、インターネット経由でも授受可能です。また、音声だけ抜き出していただいても結構ですが、動画自体があるほうが背景や発言者がわかるため、よりよい起こし原稿が作成できます。
◯インタビュアー カセットテープやMDも対応してもらえますか。
◯ITテキストサービス 承ります。ICレコーダーで、PC接続非対応のものがございますが、それも受注可能です。ICレコーダー本体を付属品とともにお送りください
◯インタビュアー 逐語反訳(素起こし)とはどういう起こし方ですか。
◯ITテキストサービス 発言を言いかえたり入れかえたりせず、全て文字化する起こし方です。「あのう」「えーと」「ですね」など、意味なく繰り返される口癖や感動詞(間投詞)も全て起こします。裁判証拠用という用途の場合と、学術研究用途など、特にご指定があった場合は、この起こし方で作業します。
◯インタビュアー ケバ取りとはどういう起こし方ですか。
◯ITテキストサービス 先ほどの「あのう」「えーと」など、意味のない発言をカットし、そのほかを発言順どおりに全て起こす起こし方です。しかし、それでもやはり、繰り返し発言や言いよどみなどが入り、読みにくい場合がありますので、読みにくい部分はある程度読みやすく修正はいたします。また、案件により、話し言葉を多く残す場合と、書き言葉として読みやすく整える場合があります。
◯インタビュアー 書き言葉と話し言葉と区別する場合はどういうときですか。
◯ITテキストサービス 事情聴取案件などは、雰囲気や言い回しを重視するため、ケバだけカットし、ほぼ発言どおりに起こします。また、対談や著名人のインタビューなど、発言者の個性を残す場合は、話し言葉でほぼそのまま起こします。もう少しかたいインタビューや座談会などは、不自然にならない程度に修正します。また、倒置やら抜きなど間違った日本語があった場合も、適宜修正します。
◯インタビュアー 話し言葉とは、具体的にはどういうものですか。
◯ITテキストサービス 「じゃあ」「っていう」「だけど」「だから」などです。たくさんあります。整文する場合は、「では」「という」「ですが」「なので」などに適宜直します。丁寧に「です」「ます」と言っていたとしても、文尾が「です」「です」「です」と連発するような場合は読みにくいので、これも書き言葉としては間違ってはいませんが、適宜「ます」に直すなどします。「だ・である」と「です・ます」がまざっている場合も、適宜統一感が出るように直します。ただし、テープ起こしの基本は「発言どおりに起こす」ことなので、発言を最大限に生かした上で読みやすく整えることをモットーとしています。強く整文すると、かえって不自然で読みづらいものになる場合が多々ありますので。
◯インタビュアー ほかに気をつけている点はありますか。
◯ITテキストサービス 単語の表記に気をつけています。弊社では日本速記協会の『標準用字用例辞典』に準拠した表記を採用しています。この表記は常用漢字をベースにした、衆議院議会会議録の表記にも採用されている表記です。テープ起こし原稿は「難しい漢字を知っている」ことをアピールするものではなく、「誰が読んでもわかる表記」に限りなく近い原稿を作成することが第一だと考えています。よって、日本人なら誰しもが学習済みであるはずの常用漢字をベースにした表記を採用しています。「御存じ」「ご存じ」「ご存知」「御存知」がまざったようなテキストデータは作成いたしません。表記はほかに、お客様から貸与された資料などを参考に案件ごとに適宜アレンジします。
◯インタビュアー よくある「間違った日本語」発言はどういうものですか。
◯ITテキストサービス 「食べれる」などのら抜き言葉や「座らさせていただく」などのさ入り言葉、「おっしゃられる」などの二重敬語があります。これらは逐語反訳以外では、ほぼ全て直します。また、「顔洗った」など、口語では助詞を抜いた言い方が多くあります。これらはそのまま起こすと読みにくいので、「顔を洗った」などと、助詞を補います。「食べてる」など、い抜きも基本的には補い、「食べている」にします。
◯インタビュアー お客様にご要望はありますか。
◯ITテキストサービス 納品を急がれるお客様がおられます。特急対応も可能な限りいたしますが、通常納期のものよりもどうしてもクオリティーが落ちますので、納期は十分、余裕を持ってご発注いただけますと助かります。また、仮に納期をたくさんいただきましても、原稿完成次第、納期よりも早く納品いたします。その際は当然ですが、弊社都合の早期納品のため、特急料金のご請求はいたしません。
また、録音の現場で発言者の方々が参照されている資料は、可能な限りご貸与いただけますと助かります。「資料Aのここの部分です」などのくだりで、その資料があるとないとでは原稿作成速度やクオリティーに大きく影響しますので、ご貸与いただける資料がありましたら、ぜひよろしくお願いします。争いになっている会議などの場合は、簡単な経過をまとめたものや、登場人物の名前と立場などをまとめた資料をいただけると助かります。
◯インタビュアー もっと安い同業他社もありますが。
◯ITテキストサービス 弊社のテープ起こしは「必ず2人の目と耳を通す」ことをモットーとしております。そのため、個人で行う業者や、機械的に作業し、聴き直し校正を深く行わない業者より若干高目の料金となるかもしれません。また、そのため、いわゆる「起こし漏れ」は100%ないはずです。弊社はテープ起こしの後工程(編集・リライト)の方の負担がなるべくないよう、テープ起こし原稿の品質を高める努力をしております。後工程とトータルでコストを考えていただけば、決して高い料金ではないと信じております。
(Q&Aインタビュー終了)