発リンクとSEO(YSTのTDP:トップダウンペナルティ)の関係

ホームページ(ウェブサイト)を作成すると、必ずどこか別の人のページにリンクを張る(発リンクをする)と思います。しかし、これが原因で、あなたのウェブサイトがYahoo!JAPANの検索結果上位に表示されなくなることがあります。いわゆるTDP:トップダウンペナルティです。

TDPを実地に検証

弊社では管理サイトの検索順位の記録を長期的にとり、調べています。管理サイトの中のSEO検証用サイトに、恐らくYST(ヤフーの検索エンジン)によるペナルティをくらっているであろうサイトがあります。このサイトへ別のサイトから発リンクをしたところ、それまでトップ付近にあった複数のワードが、見事に検索結果100位以下にすっ飛ばされました。ちょうどYSTのインデックス更新時期と重なったため、1カ月ほど様子を見ていましたが、順位が戻らなかったため、該当発リンクを外してみました。すると、数日後にあっさり順位が元に戻りました。検索結果へはさまざまな要素の影響があるため、原因を特定するには細心の懐疑精神が必要ですが、諸要因から見て、これはまず間違いないです。

トップダウンペナルティサイトの見つけ方

TDPをくらっているかどうかを一番簡単に推定する方法は、検索エンジンでサイトの名称を検索してみることです。ページヘッダーの<title>に記載している文字列で検索し、検索結果のトップに出てこないサイトはペナルティをくらっている可能性大です。こういうサイトへ自分のサイトから発リンクをすると、TDPとなる場合があるようです。見知らぬ相互リンクを依頼された場合など、まず依頼元サイトの名前を検索してみるとよいでしょう。

合同会社ハルクアップYST検索結果
(ユニークタイトルで検索1位に表示されれば問題なし)

Googleは発リンクに寛大?

Google検索にこの発リンクによるペナルティは確認したことがありません。GoogleとYahoo!JAPANでペナルティの定義や度合いの違いがあり、仮にペナルティをくらっていても、Yahoo!JAPANほど顕著ではないため、気づいていないだけかもしれませんが、Googleに関しては、きちんとページやサイトの内部要素を構成し、発リンクも普通にしている分には、発リンクによるペナルティを(現在のところは)それほど神経質にならなくてもよいと思います。

ペナルティサイトからの被リンクは問題なし

逆はどうでしょうか。つまり、ペナルティサイトから自分のサイトへリンクを張られる(被リンク)場合です。これによるペナルティは現在検証している結果からは見られません。理屈で考えてもそれはそうですね。被リンクの多くは自分の知らないところで張られます。これをペナルティとされてしまうと、防ぎようがありません。発リンクは自らの意思で行うことなのでコントロール可能です。ペナルティを受けている悪質(?)サイトへ自分の意思でリンクを張る行為が悪質な行為と見なされ、ペナルティとなるのでしょう。

検索結果要因は常に変化する

検索エンジンの順位確定のためのプログラム(アルゴリズム)は定期的に変わるため、ペナルティの原因・結果もそれに伴い、変わります。SEOはいたちごっこの部分があるので、現在うまくいっていても、常に目を光らせておくべきでしょう。日本でもGoogleの検索シェアが高まってきているとはいえ、まだまだYahoo!JAPANが過半数のシェアです。商用サイトでYahoo!JAPANの検索上位に表示されないのは痛いモノがあります。むやみな相互リンクや発リンクには十分に注意したいところです。

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