検索エンジンはGoogleかYahoo!か

日本で最も利用されている検索エンジンはGoogleとYahoo!です。大ざっぱにGoogleが4割、Yahoo!が5割、残り1割がBing等となっているようです。Yahoo!が半分のシェアを占めていますが、これは世界的には珍しい現象で、日本特有といってもいいくらいです。例えばアメリカでは、2010年1月の調査で、Googleは65.4%、Yahoo!は17.0%、Bingは11.3%だったとのこと。世界シェアでは圧倒的にGoogleなのです。

スピード重視のGoogle

どちらの検索エンジンが推奨とは言えませんが、インデックススピードが速いのはグーグルではないかと思います。例えば、このブログで記事を新しく公開すると、速いときは3~4分後にはグーグル検索結果に現れます。

迅速にGoogle検索結果表示
(4分後にはGoogle検索結果に表示)

最新情報を検索したい場合はグーグルを利用するほうが、求めている情報にヒットする可能性は高いと思います。

実績重視の(?)Yahoo

Yahoo!はグーグルほどのスピードインデックス力は見られないのですが、比較的ドメイン年齢が古いことが検索上位表示への有力要素の1つだと言われています。現実の組織や店舗などと同様、長く運営されていると信頼性が高いということになるのでしょうか。また、Yahoo!JAPANは商用サイトのディレクトリ登録が有料です。この登録をされると検索結果に好影響があると言われます。お金を出せば上位に表示される(可能性が高まる)のは「サイトの有益性」という視点で見ればアンフェアな気もしますが、お金をきちんと払える=いたずらや思いつきではないサイトを運営している、と考えることもできるので、一長一短といったところでしょうか。

ちなみにYahoo!JAPANは近い将来、検索エンジン自体がYSTからBingにかわる可能性が高いです。ということは、実はYahoo!自体が自身の検索エンジンがいまいちであることを認めている?

Yahoo!JAPANポータルは日本人好みのデザイン

日本でのYahoo!JAPANのシェアの高さは、そのトップページの情報量にあるのかもしれません。Googleのトップページは非常に簡素です。Yahoo!JAPANポータルページは、最新ニュースなどごちゃごちゃといろんな情報が表示されます。このごちゃごちゃ感が、日本人の好みに合っているのかもしれませんね。ほかには台湾や香港でも、Yahoo!検索シェアは高いようです。個人的なイメージですが、ごちゃごちゃが好きそうな土地柄に思えます。

知らない間にGoogle、Yahoo!を使っている

ちなみにYahoo!JAPANに似たポータルサイト、biglobeやgooやlivedoorの検索エンジンは独自のエンジンではなく、ほとんどがGoogleエンジンかYSTエンジンのいずれかを利用しています。検索結果で一目瞭然なので、自分が利用しているポータルサイトがあり、興味がある方は見比べてみてください。