エクセルファイル(.xls)保存が急に遅く(重く)なった時の対処方法

エクセル2010にてファイル(.xls)の上書き保存が急に重くなり、上書き完了まで数秒かかる、あるいは「応答なし」となってしまう場合の簡単解決方法の一です。ご参考にどうぞ。

シート数・ファイルサイズは無関係(?)

単純にシート数がふえ、ファイル容量が大きくなり過ぎた(約4MB)ためかと、シートを減らしてみました(2MBに)が、保存に時間がかかることに変化がありませんでした。

「xls」を「xlsx」へ

したらば、互換性の臨界点を超えたのかもと、保存ファイル形式を「xls」から「xlsx」へ変更し、新規保存したところ、上書き保存が瞬時にできるようになりました。
下位互換を考え、習慣的にxls形式(エクセル2003形式)でファイルを作成する癖があり、他者とやりとりをしないファイルもxls形式についしてしまいがちです。該当の「保存が遅い」ファイルが他者とやりとるする可能性の低いプライベート使用に近いものであり、エクセル2007以降でファイルを使用するのであれば、xlsx形式に保存し直すのが本現象への対応でまずやってみるべき方法だと想います。

ちなみにxlsx形式の保存方法は
名前を付けて保存 → ファイルの種類:Excelブック(*xlsx)
を選択・任意の場所に保存です。

xlsxへの変更が効かなかった場合

xlsx形式に変えて保存しても、上書き保存重たい現象が直らない場合は、「エクセル 保存 重い」などでググり、その他のもっと面倒くさそうなことを試してみるのも一つかと思われますが、まずはファイル形式のxlsからxlsxへの変更をどうぞ。