「行」は「御中」?「様」?それとも? 返信時の宛名敬称の書き方最新実例

 4月ですね。新社会人となられる方も多くおられることでしょう。Eメール全盛のこの時代、学生時代までは手紙を書く機会もなかった方が多いと思われます。しかし社会人ともなると、やはり取引先等と書類の、いわゆる紙ベースの情報のやりとりを行うこともまだまだ多いです。

 その際、要返送の書類がある場合、先方にてあて名を記載した返信用封筒などが同封されてきたりします。先方はみずからの返信希望のあて名の後ろに、多くは「行」「宛」と記載してきます。「行」「宛」のまま、敬称もつけずにそのまま返信するのもはばかられるため、ある一定のルールにて、先方が記載している「行」「宛」を修正して返送するのが常識・マナーといわれています。

 では、実際にはどう修正するべきものなのでしょうか。たまたま最近、税務署・県税事務所・市税担当部署へ申告関係の書類送付の要があり、返送書類のためのあて名シール・封筒等を同封し、それぞれに発送しました。3方より無事に返送がなされたため、百聞は一見にしかず、当方にて事前に記載した「行」がどのように修正されてきたのかを、ご参考までにその実例を掲載します。

国税・県税・市税からの返信

 ということで、届けば何でもいいんじゃないでしょうかというエールを新社会人の皆さんにお送りします! 押忍!(この項、終わり)